オンライン中古CDショップ サンマルチノ 日記
新着案内ついでに日記

04 October

10月 4日新着CD

1.新井英一 「新井英一全集第1巻VOL.2 眠る人」
2.忌野清志郎 リトル・スクリーミング・レビュー 「グルーヴィン・タイム」
3.アンナ・バナナ 「High-Dive」
4.LOVE, PEACE & TRANCE 「Love, Peace & Trance」 
5.THE BEATNIKS 「Exitentialist A Go Go」 
6.泉谷しげる 「叫ぶひと囁く」
7.泉谷しげる 「Wild Blood」
8.インスタント シトロン 「チェンジ・ディス・ワールド」
9.立花ハジメ&ロー・パワーズ 「LOW POWERS」
10.近田春夫&ビブラストーン 「Vibra Is Back」
11.TiTi 松村 「ふなのような女」 
12.V.A. 「JUSTA RECORD COMPILATION Vol.1」
13.当山ひとみ 「WATCH OUT! 気をつけろ」
14.Dr.K PROJECT 「Tuning Of Dr.K - Dr.Kの調律 -」
15.萩原健一 「STRAIGHT LIGHT」
16.ハバナ エキゾチカ 「踊ってばかりの国」
17.フィフス・ガーデン 「ラヴ・ロック」
18.岡田徹 「架空映画音楽集」
19.メトロファルス 「グッドモーニング・Mr.タリスマン」
20.MOJO CLUB 「ホーム・シック」
21.UNITED FUTURE ORGANIZATION 「United Future Organization」

以上、本日の追加分です。

本日、新着分の中にショーケンのCDがある。
ショーケンといえば、
最近もスピード違反で検挙され、
大昔には大麻不法所持はあったし、
ここ数年でも交通事故で現行犯逮捕やら、
恐喝未遂等、何かと社会的には問題のある人で、
親類、友人等にはあまり欲しくはない困った人ではあるのだが、
芸能関係という堅気の商売とは一線を画す仕事には得難い人材であって、
今は亡き勝新太郎であったり、
同じく今は亡き横山やすしであったり、
あの手の無頼漢というか、
堅気の仕事ではない業界からすらも、
はみ出してしまうような問題児、
普通の生活者としてはどうしても破綻してしまうような人達に対して、
以前はしょうがねえな〜等と呆れつつも、
暖かく見守るという空気があったように思うが、
いつの頃からかあの手の人達に対しても、
普通の倫理観とか価値観を押し付けるような、
何とも世知辛い世の中になってしまった。

吉本が晩年のやっさんを解雇した頃からのような気もするが、
どうも芸事を見る目が無い輩が、
芸能記者、コメンテーター風情に多いのも問題なのではないか?
と常々思っているのであるが、
例えば、
近頃、話題の沢尻エリカ的な振る舞いであるとか、
だいぶ前の話で申し訳無いが、
やっさんの息子の暴力事件とかは、
ただのわがままだったり、若気の至りである訳で、
その手の話題や事件は、
ある程度の誹りを受けても仕方が無いとは思う。
しかしながら例えば、
志ん生が高座の上で眠ったり、
勝新がパンツに大麻を隠したり、
やっさんが誰かを殴ったり、
高田渡がライヴ中に何度もトイレに行ったり、
というのはある意味それすらも芸であって、
自分の芸事を確立し、
世間もそれを認知しているような、
人の道を外れがちな愛すべき芸人達の場合とは、
前述の青い連中の失態とは区別すべきもので、
同じ土俵で語ってはいけないのである。
簡単にいえば格が違うのである。

自分が思う住みやすい世の中を定義するならば、
その項目の中には、
ある程度のはみ出し方は容認するような空気が、
世間に流れているというのが一つとしてある。
勿論、法律に違反したら刑罰を受けるのは、
法治国家に生きる人間としては当たり前の事だが、
そんな事件があった時、
鬼の首を取ったかのように、
偽善的な倫理観で接する、
芸能記者やコメンテーター等や、
それらのコメントを聞いて頷いていたりする、
スケールの小さい人間を見ていると、
おまえら如き、器の小さい輩が、
やあやあ言うなと、
毒づきたくなってしまう。

前述の志ん生が高座で眠った際、
「高座で眠るなんて」と起こそうとした客に向かって、
他の客が「疲れてるんだから寝かせてやれ」と言って、
そのまま志ん生が起きるまで寝姿を皆で見ていたというエピソードが真偽は判らないがあり、
こんな時代は何とも心地良い住み心地だったのではないか?
と思うばかりである。
19:33:19 - sammartino - - TrackBacks