オンライン中古CDショップ サンマルチノ 日記
新着案内ついでに日記

21 May

5月21日新着CD&連載第7回「営業マンの必殺フレーズ」

1.BIG AUDIO DYNAMITE 「Planet BAD Greatest Hits」
2.スクリーミング・ターゲット 「ホームタウン・ハイ・ファイ」 
3.NEW MODEL ARMY 「Impurity」
4.サイコ・マイコ 「ボーン・アゲイン・プロブレム・チャイルド」
5.SICK OF IT ALL  「Blood, Sweat, And No Tears」
6.YOUTH BRIGADE 「To Sel The Truth」
7.ボムシェル・ロックス 「ストリート・アート・ギャラリー」
8.THE BOUNCING SOULS 「Anchors Aweigh」
9.FIFI 「Sinkhole」
10.59 タイムス・ザ・ペイン 「トゥエンティ・パーセント・オブ・マイ・ハンド」
11.LESS THAN JAKE 「Greased」
12.V.A. 「Hold Your Ground」
13.THE GALAXY TRIO 「Saucers Over Vegas」
14.MAN OR ASTRO MAN? 「Is It ... Man Or Astro-Men?」 
15.ABC 「The Lexicon Of Love」
16.DEPECHE MODE 「Catching Up With Depeche Mode」
17.デペッシュ・モード 「ポリシー・オブ・トゥルース」
18.LENE LOVICH 「March」
19.ザ・グローヴ 「ブルー・サンシャイン」
20.THE HOUSE OF LOVE 「The House Of Love」 
21.JULIAN COPE 「Saint Julian」
22.クリスチャンズ 「クリスチャンズ」 
23.クリスチャンズ 「カラー」(ISLAND PSCD-1006) 
24.TRASHMONK 「Mona Lisa Overdrive」

以上、本日の追加分です。

5月18日(金)夜より20日(日)の昼頃まで、
スパムメールの大量流入により、
メールサーバーにメール送受信の遅延が発生していました。
そのためメールの返信が遅れました事をお詫び申し上げます。

というような訳で、
通常はバラけてくるご注文が、
日曜の昼以降にまとめて来てしまい、
休み中のブログも一回くらい更新しようと思っていたのが、
すっかりリズムを乱され、
しっかり休んでしまった。
お待ち頂いた方がいらっしゃったら、
重ね重ねお詫び申し上げます。

それでは本日も連載の続きを。
第7回は「営業マンの必殺フレーズ」の巻。

この店は他にも3、4店舗持っているくらいであるから、
資金力もそこそこあったのであろうか、
仕入れは各レコード会社と直に取引していた。
各レコード会社と直に取引するという事は、
それぞれの会社と契約金を払った契約をしなくてはならないという事は、
晶文社から出版されていた、
岩永正敏さんの書かれた『輸入レコード商売往来』を読んで知っていた。
自分で店をやるとなると、
どう考えても資金の関係上、
レコード会社ごとに数十万円もの契約金を支払うのはとてもでは無いが不可能、
卸を間に通す必要がある事が判っていたので、
将来、自分で店を持った場合と違う、
ここでの経験がどれくらい役に立つかは判らなかったが、
それでも何かの足しになるのではないかと色々と観察していた。

各レコード会社からはそれぞれ営業マンがやってきて、
そのレコード会社がプッシュするアーティストを、
何枚置いてくれるか、
部長や店長と交渉をするのであるが、
営業マンはプッシュするアーティストのCDは、
できるだけ多くの枚数を置いてもらいたいので、
いざとなったら必殺のフレーズを口にする。
「残った分の返品は全部受けますんで!」
通常の返品枠とは別に、
そのプッシュしたいCDに限っては、
特別枠で返品を受け付けると言う事を確約する訳である。
このフレーズが出る事によって、
店側もそういうことなら、
と引き受けたりするという裏事情は知ったものの、
卸を介在するしかない、
将来の自分の店には役立たない知識だなと思いつつ、
この引き受けた分を見事に売り切ったりしたら、
営業マンにいいトコ見せれるし、
結果その後の交渉も有利になるし、
勿論、自分の(親の)店の売上も良くなるしと、
それで一日中ヒムロック、一日中大黒摩季攻撃をするのだなと、
従業員の士気を明らかに低下させる事等、一切眼中に無い、
部長の一極集中型攻撃の意味を思い知らされたのであった。(続く)

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