オンライン中古CDショップ サンマルチノ 日記
新着案内ついでに日記

04 April

2012年 4月 4日新着CD&発送お休みのお知らせ

1.THE TOASTERS 「Don't Let The Bastards Grind You Down」
2.DELROY WILSON 「Good All Over」
3.THE HEPTONES 「On Top」
4.ウェイラーズ・バンド 「マジェスティック・ウォリアーズ」
5.ダミアン”ジュニア・ゴング”マーリー 「ウェルカム・トゥ・ジャムロック」
6.ANDREW TOSH 「Make Place For The Youth」
7.レゲエ・フィルハーモニック・オーケストラ 「ボブ・マーリィ・クラシックス」
8.STEEL PULSE 「Rastafari Centennial-Live In Paris-Elysee Montmartre」
9.TOOTS AND THE MAYTALS 「True Love」
10.ADMIRAL TIBET 「Excitement」
11.ETANA 「The Strong One」
12.GREGORY ISAACS 「Boom Shot」
13.トレヴァー・ハートレイ 「ハーティカル」
14.ウェイン・ワンダー 「フォーエヴァ」
15.NINJAMAN 「Boo Yakka! Boo Yakka!!」
16.SHABBA RANKS 「Golden Touch」
17.SHELLY THUNDER 「Fresah Out The Pack」
18.SIZZLA 「Ain't Gonna See Us Fall」
19.RED RAT 「I'm A ig Kid Now」
20.コフィ 「シュガー・アンド・ダブ」
21.MAD PROFESSOR/ARIWA ARTISTS 「Dub You Crazy With Love」
22.ドライ&ヘヴィ 「FULL CONTACT」

本日、レゲエ関連の新着&再入荷を、
計22枚アップしました。
どうぞよろしくお願い致します。
また誠に勝手ながら
4月 7日(土)、
4月 9日(月)の2日間、
全ての発送をお休みさせて頂きます。
相変わらず休みが多く、
ご不便をおかけして申し訳ございませんが、
ご了承下さいませ。

先週金曜日の新聞記事の中に、
『「大外刈り」禁止 中学柔道指針 試合は座った状態で』
というのがあった。
何か情けないというか、
そうまでして必修化する必要はあるのか?
という疑問もあるが、
そんな事よりも、
「大外刈り」というキーワードから、
思わず懐かしい光景を思い出してしまった。

日本人男子の平均身長に満たない165cmという、
おちびさんの自分は、
力対力の真っ向勝負では、
相手に叶わない事が多いため、
基本、昔から何かにつけ、
カウンターパンチャー志向だったようで、
高校の授業で習った柔道では、
大外返しが得意技だった。

確か当時は複数クラスの男子一緒に、
体育の授業が行われていて、
柔道の時は組み分けをし、
総当たり戦の試合もあり、
自分は先鋒を担当。
他の組を見渡してみると、
あろう事か、
先鋒にIちゃんがいるではないか!

Iちゃんは、
身長180cm以上で学年一の長身の上、
ラグビー部。
見た目はそう、
あだち充の漫画『タッチ』の原田のような、
厳つい男であった。
そして、Iちゃんの得意技は大外刈りだったのである。

「柔よく剛を制す」というくせに、
体重別に階級を分けている柔道の世界。
しかしながら授業では、
全ての試合が無差別級。
Iちゃんは敵無しの勢いで、
先鋒を務め、
毎回強引なまでの力技のような
大外刈りで勝っているのを、
当然こちらは念入りにチェック。
試合まで、
こちらの手の内を見せずに、
一発勝負で試すのが一番であるのは判っていたが、
事前にこの体格差を克服できるかどうかの誘惑に勝てず、
乱取りの際に、
「Iちゃん、やろうぜ!」
と声を掛けてしまった。
身長差20cm、
体重差恐らく15kg以上の相手に、
果たして得意技、大外返しはキマるかどうか?

組んだ力は強いのなんの、
その上、顔一つ分身長が違う。
こんな体格差で返し技がキマるのか?
と不安になりつつも、
誘い水のように前に出した右足に、
Iちゃんの右足が掛かる。
と同時に自分の右足を引き、
見事に大外返しがキマり、
試合だったら確実に一本!というところ。
まさに「柔よく剛を制す」。
やった、これで本番も頂きだ!
と青春の握り拳を握ってしまった訳だが、
Iちゃんも悔しかったらしく、
「もう一丁!」
と再戦を要求。
結局、この乱取り中に、
三度返り討ちにしてやったぜと喜び勇み、
後日、試合に。

Iちゃん、俺の大外返しに負けない、
大外刈りを出せるかな?
等と不敵に組んだのも束の間、
Iちゃんも馬鹿では無かった。
誘い水の右足を前に差し出す間もなく、
何か全体重を浴びせかかるような、
訳の判らない技で敢え無く一本負け。
当時はこんな言葉は無かったが、
まさに秒殺。
観衆、といっても同学年の男子、
及び柔道教師も、
Iちゃんの勝ちは順当といった顔をしていたが、
男の意地を捨てて勝ちに走ってしまったという、
Iちゃんの後ろめたそうな目つきを、
俺は見逃さなかったぜ。

クラスが違うのでしょっちゅう合う訳じゃなかったIちゃんだったが、
たまに自分に合うと、
あれからは何故か「さん」付けで、
「押忍!」と挨拶するようになったのは、
リスペクトだったのか、
照れ隠しだったのか、
茶化しだったのか、
卒業後は何をしているかも知らず、
確かめる術も無く。

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